写真AC雑記帳

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写真AC:ある「リクエスト」とキーワード

写真AC:ある「リクエスト」とキーワード

写真ACの機能のひとつに「リクエスト」があります。ユーザーが欲しい写真素材を「文章」で要求できる機能です。たとえば「大工の手のアップ」「ぶりの照り焼き」などある程度具体的にイメージできるもの、あるいは「紅葉」「和紙」など被写体はわかるが幅広い解釈が可能なもの、肖像権や著作権的に危ぶまれるものなど様々なリクエストが出ています。自由な文章でリクエストできるので、これはこれでいいところもありますが、うまく活用されていないような気がしています。

 

 10月25日、こんな件名のメールが届きました。

「【写真AC】ダウンロード数が増えるキーワードをお届けします。(10/25号) 」

このようなメールは定期的に送付されているのですが、本文に"注目キーワード"を書いている箇所があります。キーワードは、写真ACに関連画像が少ないものや、季節的に検索が増えるものという基準で選ばれるようです。たとえばこの時は「すすき」「クリスマステクスチャ」といったワードが挙げられており、おそらく直近の検索数上位であったり、過去同時期のダウンロード数が多いとか統計的な裏付けがあるんだろうなあと感じられるものでした。きっと投稿すればダウンロード数の増加につながる可能性が高いでしょう。

一方、数あるキーワードの中に気になる一語を発見してしまいました。ほかのキーワードと比べて、あまりにピンポイントで統計的に優位であるようにも思えないそのキーワードとは。

スポッテッドガー(熱帯魚)

知らない人は全く知らない名称だと思います。実際わざわざ(熱帯魚)と書いてるぐらいですから。ガーという熱帯魚の一種でおそらく人気はあると思いますが、しかしピンポイントで上げられるような種類の魚ではないような。これは同じ熱帯魚で例えるなら「エンゼルフィッシュ」を「スカラレエンゼルフィッシュ」と指定するような、昆虫で例えるなら「クワガタムシ」を敢えて「コクワガタ」と指定するようなものではないかと思います。ガー(熱帯魚)がキーワードならまだわからなくもないですが、それ以上の細分類がキーワードに挙がるのは不思議でした。 

そうして疑問に感じながらたまたまリクエストを見たらあるじゃないですか。「2017-10-19 12:12:49 スポッテッドガーの写真をお願いいたします。」なるほどリクエストでご指名を受けているのでスポッテッドガーでなければならなかったわけですね。確かにリクエストされている写真を投稿すれば、ダウンロード数が増えることにはつながりそうです。でもそれは、メールで幅広く通知する事柄にしては、スコープが狭すぎる気がしてしまいます。

 

リクエスト機能の在り方

このスポッテッドガーの例では、今日の時点でスポッテッドガーの写真は投稿されていないようなんですが、代わりにアリゲーターガーが投稿されたっぽいのです。ピンポイントでは難しくても代替できるかもしれない写真が投稿されるケースがあるわけです。

ただ文章を並べるだけのリクエストでは限界があるような気がしていて、ある程度範囲を狭めたジャンルごとに、人気投票のような形でのリクエストを取り入れたらどうなのかなと考えています。もともとカテゴリは用意されているので、そのカテゴリでの人気投票を行い、たとえば大分類「生き物」で中分類「魚」にリクエスト投票する。より細かい指定は投票時に文章で書き込めるようにする、とか。リクエストの具体的な数字が見えてくると写真を用意する側もターゲットが定めやすくWin-Winじゃないかなあ。

まあ素人考えですが。