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旅行:立山黒部アルペンルートで想定を超える風景が!

旅行:立山黒部アルペンルートで想定を超える風景が!(12/5:写真追加)


立山黒部アルペンルートに行ってきました。できれば黒部ダム黒部峡谷方面両方に行きたかったのですが、アルペンルートから黒部峡谷方面に抜けるのは中々大変なんですよね。アルペンルートから黒部ダムへアクセスした場合、直接黒部峡谷方面へ抜ける交通手段がみつかりませんでした。たとえば長野県松本市を起点に黒部アルペンルートを通過すると、一度富山市を経由してから宇奈月温泉方面に出ていく流れになります。逆に富山県立山町からアクセスする場合は、立山から黒部アルペンルートを通過して長野県信濃大町へ向かい、そこから北上して新潟県糸魚川市を経由して宇奈月温泉方面に出ていくという面倒くさい感じになってきます。

今回は松本市松本空港)からアルペンルートを通って富山市へ向かい、小松市小松空港)を目指すルートを採用しました。計画の段階では、晩秋の立山を楽しむつもりでいたのですが……。アルペンルートでの通過駅は以下の通り。

松本⇒信濃大町扇沢黒部ダム⇒黒部平⇒大観峰⇒室堂⇒美女平⇒立山⇒富山 

 

出発:松本市

長野県松本市信州まつもと空港から出発です。今回はまず松本駅に向かい、浅間温泉で一泊してから立山黒部アルペンルートへ向かいました。浅間温泉は温泉旅館が立ち並ぶ歴史のある温泉街で、昭和的な雰囲気があります。松本市内からアクセスしやすい立地にあるのもいいところですね。食べ物では馬刺しの旨さが特に印象的。

今回は時間の都合上、旅館の温泉にしか入浴できませんでしたが、日帰り入浴専用施設もあるようです。温泉自体はほぼ無味無臭で、強い特徴はありませんが、飲泉がおすすめされています。温泉街には何か所か飲泉所があるようで、しかし今回の旅程では見過ごしてしまいました。次の機会があればぜひ試してみたいですね。

 

見所:黒部ダム

立山黒部アルペンルートの主役と言えばやはり「黒部ダム」です。若干季節外れなので観光放水はしていません。その分観光客数も少なめで動き回りやすいかと考えていましたが、あいにくの雨で途中からは雪混じり。残念ながらじっくり散策する余裕はなく駆け足での移動に。とは言え、黒部ダムの威容は産業遺産として指折りの観光地だと思います。歴史的経緯もありますが存在感があります。

 

見所:アルペンルートの乗物群

アルペンルートを通過する場合、トロリーバスに代表される様々な乗物を利用しなくては事実上移動できません。室堂と美女平の間のバス、美女平駅立山駅の間のケーブルカー、黒部平と大観峰の間のロープウェイはそれぞれ周囲の風景を楽しめます。トロリーバスはほぼトンネルの移動になりますが、トンネルを抜けるとそこはホニャララな感じでそれもまた一興。

 

見所:大観峰及び室堂付近の景観

ここがね、想定を超えていました。晩秋の山地をイメージしていましたが、すでにたっぷりの。ひと足早く冬を体験できましたよ。散策したかったのですが冬靴は持参していませんでしたから断念。次回があれば夏場(絶対雪が降らない時期!)に訪れてみたいところです。ここにも温泉があるのですが、冬場は服装などもしっかり準備しないと近づくことすらままならないので要注意。

雪を見て、外国(中国)からの観光客は喜んでましたね。

 

見所:高原湿地の景観……のはずが。

弥陀ヶ原です。やはりこちらも積雪。例年だとまだ積もらない時期だったようなのですが、少し早めの雪化粧となってしまったようです。これはこれでややレアなシチュエーションに遭遇したと前向きに考えたいところですが、晩秋の弥陀ヶ原を散策したかったですね。雪景色は春先のアルペンルートで堪能したかった。

 

見所: 冬から秋へ逆戻り

弥陀ヶ原から美女平へバスで移動すると、徐々に周囲の冬景色が秋の色彩に。そもそも積雪が想定外だったので、冬から秋へと変化していく風景にも意外なインパクトがありました。道路近くにそびえる大樹も目を引きます。一応、称名滝も見えるのですが、このルートではバスから降りないので、あまりよくは見えません。ちなみに、長野側から移動する場合はバスの右側、富山側から移動する場合はバスの左側に座ったほうが良さそうですよ。また、立山駅から別に専用バスが出ているようですので、称名滝観光ならそちらを採用すべきようですね。

立山駅から富山市へは富山地方鉄道で鉄道の旅です。立山駅周辺は車窓からの眺めが良好ですが、だんだん市街地へ移動していくことになります。鉄道沿線の風景では、小規模な墓地の多さが何となく印象に残っています。

宇奈月温泉へ行く場合は、寺田駅を経由して東側へ移動する流れになりますね。もう一日あれば宇奈月温泉にも行きたいところでした。いずれ宇奈月温泉から黒部峡谷へ向かう旅も実現したいと考えています。

 

経由地:富山市 

想像より都会(失礼)でした。松川沿いを歩いたり富山城址公園あたりをブラブラ。カモメではない大きな鳥が飛んでいたのが印象的。カワウだったみたいです。市内の交通機関が結構充実しているようでしたね。富山ブラック(ラーメン)を食べる考えもありましたが、特に下調べもしておらずラーメン屋に行き当たらなかったため断念。昼食は軽めに済ませて、その後本場の鱒寿司」をおやつ代わりに食しました。

以前、金沢を旅した時にも鱒寿司食べたんですよね。ローカルグルメ的な料理の中でも鱒寿司とか柿の葉寿司は結構好きです。 

到着:小松

最後は富山から小松へ移動し、少々散策。小松空港を利用した経験はありましたが、小松市内を覗いてみたのは初めて。小松製作所のイメージが強かったのですが、少し歩いてみるとレトロな住居と立ち並ぶ寺院が目を引きました。伝統分野に目を向けても面白い街みたいですね。バスで小松空港へ向かい、2泊3日の旅は終了しました。

 

総括:黒部アルペンルート旅行の美点と反省

気に入ったところ、気づいた点を箇条書きで。

知らない土地に足を踏み入れて、探索、発見、気付きがあるってとても楽しい。日本の国内だけですら、知らないことで溢れていますね。47都道府県コンプリートを目指してこれからも旅を続けていきます。