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旅行:2016年金沢の旅(3.三日日~四日目)

旅行:2016年金沢の旅(3.三日日~四日目)

2016年金沢旅行シリーズ、三回目の記事です。旅行三日目は長町武家屋敷と茶屋街の訪問が中心でした。一応最初に過去の記事も紹介しておきますね。

 

ここからが今回の記事です。

1.行列ができる老舗洋食店

旅行三日目、昼食に「ハントンライス」を食べようと思い、気持ち早めの時間に「グリルオーツカ」へ向かいました。グリルオーツカはハントンライス発祥の店として知られる老舗洋食店で、一応事前にリサーチ済み。金沢の繁華街、香林坊から狭い路地へ入り込んでいくと多数の飲食店が立ち並んでいます。筆者は香林坊から前田土佐守家資料館を目指し、そこから北上して長町武家屋敷を目指すルートを考えていました。その途中にグリルオーツカがあります。

しかし、到着してビックリ、すでに店舗周辺の狭い路地に、それなりの行列ができていました。どうしても時間に限りある旅行中でのことなので、グリルオーツカはひとまず断念して前田土佐守家資料館へ移動。このあと、長町武家屋敷付近の観光を終えてからもう一度グリルオーツカ前を通過するのですが、やっぱり狭い路地に長々とした行列ができていました。かなりの人気店ですね。

最終的にこの日の昼ごはんは、にし茶屋街へ向かう途中に立ち寄ったフルオブビーンズという古民家カフェでのハントンライスでした。ここは料理の良しあしよりも、内装の印象が強かったです。オシャレというのかとても雰囲気のある店舗でした。

 

2.長町武家屋敷跡へ向かう

さて話を戻しますが、筆者は長町武家屋敷跡に向かいました。長町武家屋敷跡は、ある一点がすごいという観光地ではなく、全体的な雰囲気、古い時代の風情を楽しむような場所ですね。狭い石畳の道路が長く続いており、左右を土塀に挟まれているところが特徴的だと思います。(※筆者は角館の武家屋敷通りにも行ったことがありますが、そちらは道幅がかなり広く、まったく雰囲気が違います

こういう雰囲気は大好物ですね。遠目に現代的なビルが見えてしまうのは、まあ致し方ないところ。道沿いには菓子屋や土産物屋といった店舗もあったはずです。

 

3.鏑木商店でお土産の九谷焼を買う

長町武家屋敷にもいろいろ観光の対象となりえる施設がありますが、その中のひとつに鏑木商店があります。昔から長町武家屋敷に出店していたわけではないみたいですが、風情のある和風建築の店舗は、九谷焼という商材にすごく合っていると思います。

店内には様々な九谷焼の商品が置かれていますが、ごく小さな豆皿なんかそのまま持ち帰りも可能です。筆者は郵送を面倒臭がり、豆皿を複数購入しました。

 

4.武家屋敷跡野村家の風情

長町武家屋敷の中で、特に行ってみてよかったと感じた場所を上げるなら「武家屋敷跡野村家」は外せませんし、おすすめできます。決して大規模な施設ではありませんが、コンパクトに詰まった庭園と屋敷は見所十分です。この時期は、写真素材として利用することを想定して撮影していたわけではありませんので、もう少し撮りようがあったような気がして残念な部分もあります。

投稿している写真は庭園だけですが、建物内部もいろいろと見て回ることができ、展示されている資料にも様々なものがあります。鎧などの武具もありますが、特に書状がいくつかある中で「明智光秀の感謝状」なるものは目を引きました。

 

5.にし茶屋街

長町武家屋敷をほぼ端から端まで見終えてから、循環バスを利用して「にし茶屋街」へ移動しました。 にし茶屋街はひがし茶屋街と比べると小規模で、少し拍子抜けするかもしれませんが、食事ができる場所とお土産にピッタリの和菓子屋さんがあります。

筆者は「落雁諸江屋」と「甘納豆かわむら」で、それぞれお土産を買いました。諸江屋では落雁を購入しましたが、落雁の「箱」がなかなかいい感じのもので、いまも手元に残してあります。甘納豆かわむらは甘納豆を扱うお店ですが、商品ラインナップはバラエティに富んでいます。甘納豆自体の種類もありますし、その他の商品も充実していました。それぞれお取り寄せもできるみたいですので興味のある方はどうぞ。

 

6.ひがし茶屋街再訪問

最初に夜中の茶屋街へ行きましたが、日中だとまた雰囲気も違うだろうと思い、ひがし茶屋街を再訪しています。当時連休中だったということもあり、本当に観光客が多くて写真AC経由で掲載できそうな写真がありません。あまりにも混雑していたので、逆に夜のひがし茶屋街も見ておいてよかったなあと感じるところです。

ひがし茶屋街はそれなりの広さがあり、バラエティに富んだ店舗があります。具体的な店舗名は挙げませんが、土産を買うにも食事するにしても、ひがし茶屋街が一番充実していると思います。そして何より茶屋街の景観ですね。写真や映像で見たことがあるような和風の街並みです。長町武家屋敷跡とはまた違い、こちらの風景を見たほうが「観光」に来た感が強いかもしれません。

 

7.三日目終了と四日目

茶屋街を見て回った後、初日に夜のひがし茶屋街を見に行った時とほぼ同じルートで宿へ戻り、三日目を終了しました。ほんの数日の滞在でしたが、同じはずの景色でも最後には少し違って見えたような気がしたものです。翌日(四日目)は時間の制約上帰路に就くだけであり、金沢観光旅行は終了しました。

  

8.総括:金沢旅行の振り返り

金沢の観光名所は比較的コンパクトにまとまっており、市内循環バスなど移動しやすい環境が整っています。観光都市としては、個人的に比較的最近旅行した中では一番のオススメです。 グルメ面でもわかりやすい名物がいくつかあり、高級品(寿司等)はもちろんのことB級グルメ(金沢カレーハントンライス)にも恵まれ、様々なニーズに応えられる印象があります。

観光スポットとして万人向けはまず「ひがし茶屋街」です。「兼六園」も知名度が高いだけではなく、和風庭園を鑑賞する趣味があれば一度は訪れるべき。また「金沢21世紀美術館」「武家屋敷跡野村家」もそれぞれおすすめスポットです。

一方「主計町茶屋街」はシロウトにはおすすめできない。金沢を知り尽くした同伴者がいないと通り過ぎるだけで終わってしまいそうです。深みにはまれば逆に発見が多そうな雰囲気なんですけどね。

金沢は、和風の空気を味わうのに有数の観光地だといえると思います。月並みですが、やっぱり旅は楽しかった!