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雑記/アニメ/競馬:1998年の思い出

雑記/アニメ/競馬:1998年の思い出

普段の写真関係の記事とはかけ離れた、本当に取り留めのない雑記です。

 

1.ウマ娘プリティーダービーと1998最強世代。

馬運車の中ぐらい狭い範囲で話題の「ウマ娘プリティーダービー」というメデイアミックスコンテンツがありますね。いわゆる擬人化モノとして筆者は「艦これ(ブラウザゲームに限る)」は受容できた*1わりに、いち競馬ファンとしてこれちょっとキッツいな~と見ていたんですが、アニメを見てたらあっさり印象が変わりました。意外といける。某フレンズみたいに、アニメだけ評価される流れになっても不思議はない。

主役がスペシャルウィーク、1998世代。筆者が競馬に興味をもって見始めた最初の世代で思い入れが強く、この時点でもう視聴継続。現実をなぞりつつストーリーが進んでいくようで、かなり細かい点まで史実を反映していて、当時の記憶が蘇ると共に惹きつけられます。脇役にサイレンススズカがいて、現実の通りでは悲劇的展開が待ち受けているのでIF路線に進むのかどうか先の展開が気になるつくり。

この世代、リアルタイムではセイウンスカイを応援していましたが、(アニメの)皐月賞でゴールするセイウンスカイの表情は繰り返し見たくなる。(リアルでは)菊花賞は何度見てもいいですね。テレビの前であれだけ熱くなったレースはないかもしれない。ごく最近でも皐月賞エポカドーロで胸が熱くなりましたが。勝ってほしいもののまさか本当に勝つとはという思いがありましたので。

エポカドーロの祖父、ステイゴールドも好きな競走馬でした。ステゴはずっと気になるバイプレイヤーだったけれど、最後の香港ヴァーズの映像に度肝を抜かれました。のちのち(2014年)のことではありますが、ブリーダーズスタリオンステーションまで実際に会いに行きました。当時グラスワンダーも繋養されていましたね。

プリティーダービーにもグラスワンダーは登場していますが、きちんと(?)足に怪我をしている設定で、やはり怪我の事実を反映して作られています。細々としたところまで表現されている現状から、ダービーではスペシャルウィークが鞭の代わりに何か落としそう。と思いましたがそんなことはなかったみたいですね。

※こんな記事を書いている最中にスペシャルウィーク号急死のニュース。サラブレッドの寿命を考えると短命というわけではないですが、非常に残念です。 

 

2.プレイステーション(初代)版ダビスタは1997年発売。

突然話が飛びますが、1997年7月、競馬ゲームの代名詞的存在「ダビスタ」ことダービースタリオンのPS版が発売されました。そもそもの属性は「ゲーマー」だった筆者が競馬を楽しむようになるきっかけです。たぶん同じようにダビスタから競馬に興味をもった青少年は少なくないはず。罪深いなあ。

PS版ダビスタ登場後、初めから終わりまでリアルタイムで見届けることができた最初の世代こそまさに1998クラシック世代なんですね。プリティーダービーがこの世代を主役に据えたのもこのあたりの影響があるようなないような。あってほしいかも。

ちなみに筆者はいまではすっかりウイポウイニングポスト)派です。ウイポは競走馬の血統に主眼が置かれた競馬SLGで、やりようによっては自分の思い入れがある競走馬の子孫を繁栄させることができるのですね。たとえばセイウンスカイ種牡馬としてはまったく活躍馬を送り出せませんでしたが、ウイポの世界ならリーディングサイアーにすることも不可能ではないわけです。そこまでしたことはないですが。

現実の話として、スペシャルウィークリーチザクラウントーホウジャッカルキングヘイローローレルゲレイロという後継種牡馬がいますがちょっと苦しい、エルコンドルパサーにはヴァーミリアンソングオブウインドがいましたがそれぞれ種牡馬引退ということで父系としての継続はかなり厳しそう。ただ競争成績が良ければ良い仔を出すとは限らないですからね。特にスペシャルウィーク亡き今となっては、リーチザクラウンに頑張ってほしい。

 

3.ステイゴールドオルフェーヴルエポカドーロ。グラスワンダースクリーンヒーロー、モーリス。

競馬の楽しみ方のひとつは、人間よりはるかに速い世代交代により、応援する競走馬の子孫の走りを見られるところだと思います。現役世代を知る競走馬からすでに孫世代、さらに次の世代へとつながっていくわけですね。

名脇役的ポジションながら最後に栄冠を勝ち得たステイゴールドから、皐月賞勝利後は日本競馬会の主役を張り続けたオルフェーヴルへ、さらにオルフェーヴルと同じ皐月賞で頭角を現したエポカドーロと、血統のドラマとして最高の流れだと思います。

グラスワンダーからスクリーンヒーロー、モーリスへ続くラインも遜色なく素晴らしいと思いますが、やはりステゴへの判官贔屓的な気持ちがあるなあ。国内で三代続く血統と言えばかつての代表格としてメジロアサマメジロティターンメジロマックイーンがいたわけですが、その血を受け継ぐオルフェーヴルの血統からさらに次を期待できる競走馬が生まれたわけですから、これぞドラマですよ。

エポカドーロの競争成績はロゴタイプダイワメジャーみたいになりそうと思っていますが、どうでしょう。いくらなんでも三冠はないよね。……ないよね?

 

4.天皇賞(春)がもうすぐです。

とりあえず天皇賞(春)では、レインボーラインステイゴールド産駒)とガンコナカヤマフェスタ産駒)を応援しますね。勝ち馬予想じゃないですよ願望です。ディープスカイ産駒の出世頭っぽいクリンチャー、アドマイヤドン産駒で長距離路線の個性派アルバート、個人的にはこの辺りから天皇賞馬が出てほしいですね。まあ天皇賞(春)を勝利しても種牡馬入りできるとは限りませんし、ガンコにはむしろ宝塚記念を獲って親子制覇してほしいなあ。

サンデーサイレンスの一族が猛威を振るう中、制度の廃止と共にすっかり死語になった父内国産馬ではありますが、サンデー系であってもかつての父内国産馬に該当する種牡馬たちには頑張ってほしい。今では輸入種牡馬の方が不遇な感じさえありますが。

 

5.遠野における馬娘婚姻譚。

ウマ娘プリティーダービーとはいっさい関係ないでしょうが、遠野の民話における異類婚に「馬娘婚姻譚」があります。いわゆる「オシラサマ」の由来とも云われます。異類婚姻譚としては「鶴の恩返し」や「蛤女房」は擬人化的な物語ですが、馬娘婚姻譚は馬の擬人化によるウマ娘との婚姻ではなく、牡馬と娘の婚姻譚なんですねえ~。馬娘婚に忠実に擬人化すると乙女ゲーにすべきということになるでしょうが、どこにターゲットを定めたのか分からない誰得コンテンツに仕上がりそうですね。オグリキャップの再来でも現れたなら、また話は違うかもしれませんが、まあ国民的なアイドルホースはもう出ないんじゃないかなあ。強いて言えばハルウララが最後でしょうか。ハルウララって女性人気もあったのかな。まあ、ハルウララ牝馬だから乙女ゲーには出さないか。

 

とにかく雑記なので、全体を総括するようなオチはないです。

*1:艦これ以前は戦艦や空母など日本の大型艦艇は分かるものの、駆逐艦雪風くらいしか分からない程度の浅いレベル