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写真AC/植物雑記:No.002 ノラニンジン

写真AC/植物雑記:No.002 ノラニンジン

日本全国どこにでもあるどころか、ワールドワイドに拡散している外来種です。ノラニンジンという名称はニンジンが野生化したものと説明されることが多いらしく、しかし本種がニンジンの原種か原種に近いモノと考えたほうがしっくりくる、という説明のほうがしっくりきます。

ヨーロッパでは食用として利用されているようですが、一般的なニンジンと同じように食べてもあまり美味しくはないみたいですね。調理方法に工夫が必要な模様。ただし、花から根まで幅広く利用できるとか。

セリ科の植物を好むカメムシが大量に付いていることもあるので、苦手な人は要注意かもしれません。カメムシ以外にもアリが付いていることが多いですね。昆虫採集をする時に使えるかもしれないマメ知識です。

セリ科の植物には、ドクニンジンやドクゼリといった有毒植物も含まれており、食べられる植物とも姿かたちがよく似ているので注意が必要です。
下の写真はすこし格好つけて撮ってみた一枚。

筆者にとっては、特に近年になって身近なところでも目に付くようになってきた気がします。そこら中に生えているノラニンジンの逞しさは、野生種ならではの生命力に満ち溢れているような気がしますが、在来種を圧倒するのは勘弁して欲しいですね。