写真AC雑記帳

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写真AC:審査手法の変更? 類似作品が早々に非公開化される件について

写真AC:審査手法の変更? 類似作品が早々に非公開化される件について

表題の通りなのですが、新規投稿作品の中でも類似作品があるとみなされた作品が早々に非公開化されているようです。従来であれば審査中の作品はほぼ同じタイミングで審査され、審査中の状態から公開または非公開へと振り分けされていました。複数の作品をまとめて投稿するクリエイターさんならご理解頂けるかと思います。

最近、前後の投稿素材が未だ審査中にも関わらず、一部の作品が「類似した作品が既に公開されている。」として非公開化されています。類似作品の分析だけが先に行われているようなのです。従来の審査タイミングはやや手作業感漂うものであるのに対して、現在の審査のタイミングは画像診断により自動的にフィルタリングしているように感じさせます。

と、いうわけで、試しにそこそこ似ているがそれなりに差異ある画像を投稿。その結果以下の通りになりました。

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前後の作品の審査より先に「類似」により弾かれました

雲の様子と手前側の土地の隆起に差異はありますが、遠くに写っている山地は同じものです。このぐらいだと類似作品として弾かれてしまうようですね。そして下の写真は、審査中のままです。両方の画像が弾かれたわけではないので、おそらく下の写真がオリジナルとしてセーフ扱い、上の写真が類似でアウトと判定されたのでしょう。これって場合によっては下の写真もボツになる可能性があるので、類似作品が公開されないケースがありそうですね。事実上問題になることはないでしょうが、まだ公開されていない類似作品のために非公開化されているなら、少し微妙な気持ちになりますね。

最近、他に非公開化された例では、自分自身が類似作品を投稿していないリンゴの木の写真が類似により非公開とされています。おそらく探せばどこかに類似画像があるのでしょう。これまではあまりこのようなことはなく、自分自身の作品の中だけで類似画像を見つけられた(同一ユーザーによる作品数の水増しなどをターゲットとしていた可能性が高い)のですが、本当の意味で全体の中から類似画像を弾くようになってきたものと思われます。

ステータス変更のタイミング早期化、類似画像の範囲が広げられた可能性が高いこと、合わせて考えると、画像診断により自動的に類似作品を非公開化していることが予想されます。これはまあ、写真AC運営にとっても、ユーザーにとってもプラスな変更ではないでしょうか。

問題が出るとしたら、どこが類似画像なのかという不満が出る場合でしょう。参考写真のケースでは自分が投稿した写真の中に類似画像があるのですぐ判断できますが、他のユーザーが類似画像を投稿していると思われるケース、筆者にとってはリンゴの木のケースではいつか誰かが似たような写真を投稿済みだったんだろうなあ、と想像するしかありません。出来の良い写真が一方的にボツにされたのでは、なかなか納得できない場合もありそうです。類似画像のIDでも示してもらえればトレーサビリティがあるから納得性が上がると思うのですが、そこまで対応してくれないかな。対応したほうがいいと思いますけどね~。