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札幌ぼっち飯:分類/麺:175°DENO担担麺本店(中央区)

現在のホームグラウンドである札幌で、ふらりと立ち寄ったお店の紹介みたいな感じの記事を書いてみます。今回は中央区175°DENO担担麺本店。有名店ですね。これ以上店舗が増える前に食べておこうと行ってみました。札幌市内に4店舗、東京にも店舗があって合計8店舗。続々増えてます。

 

【アクセス】

地図上は以下の通りです。地下鉄大通駅からは徒歩5分程度、札幌市電の西4丁目駅や西8丁目駅からもそれぞれ徒歩3分程度、アクセス良好。駐車場はないようです。

 

【店舗入口付近】

店舗付近はこんな感じ。アクセス良好な立地ですが、こんな場所があったんだなと思うぐらい目立たない位置です。担担麺の「担」の字を元にしたロゴがなければ、見落としてしまいそうです。
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【店内】

店内に入る前の通路の狭さ。隠れ家に向かうような趣きがありますが、すでに有名店なのでそういう意味では残念。椅子が並んでいますが、混雑する時間帯だとここにずらっと行列ができるのでしょう。そもそもこの通路が既に店内なのかもしれません。敢えて通路と呼びますが、通路に券売機が置いてあります。汁なし汁ありとシビれの強さを選ぶほかに、トッピングが色々あります。

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店内はオシャレ系でカフェ風ですね。先客には若い女性が多く、一人で来ている強者もいらっしゃいました。普通の「ラーメン屋」「中華料理屋」と比べれば全然入りやすい雰囲気作りができていると言えそうです。

 

【汁なし担々麺】

汁なし担々麺で普通の「シビれる」強さを注文。トッピングなし。

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最初に混ぜます。混ぜている間、箸に麺の重みを感じる。まずこの麺が本当にもっちりしていて特徴のある食べ応え油そば以上に「麺を味わう」感が強い。混ぜた後、絡み合った麺を普通の麺のように啜るのが難しいほどで、麺の塊に噛り付くような感じになりました。箸以外にフォークが用意されているのですが、なるほどこれはフォークのほうが食べやすいかも。こんなパスタあった気がする。

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さて汁なし担々麺としての味ですが、まずはゴマダレのクリーミーさが目立ちますが、花椒のシビれ感が後からゆっくり効いてきますカシューナッツは香ばしさはともかく食感の面で美味しさに寄与していますね。しかし筆者が食べた感じでは刺激が足りないというか思いのほか辛くない。なんとなく物足りなさを感じて周りを見てみるとラー油らしきものが入った瓶が置いてありました。好みに合わせてこいつをぶちまければ良かったわけですね。失敗した。もうほとんど完食してたよ。

  

【総評】

人気店だけあります。やはり人気の出るお店は、どこか色濃い特徴を持っているお店だと思います。175°DENO担担麺の場合、花椒の刺激はもちろん、これは麺の個性も生きているよう感じられました。花椒だけなら本格中華料理のお店で味わえなくはないですしね。

正直「シビれる」程度だとそこまで刺激的ではありません。しかし最上位にすると極端にシビれそうな気もするので、そこは難しいところです。辛さに関してはラー油をしっかり使えばよかったみたいですが。

ここは最低でも、汁あり担々麺を食べるために再訪する必要がありますね。汁ありだと当然ながら麺も違うようですし、混雑さえしていなければ早めに再訪したいかな。別の場所の店舗でも、いいかもしれない。

 

【脱線】

汁ありの担々麺と言えば、いわゆる一般的な日本の「担々麺」と、それとは違うふわふわした溶き卵入りタンタン麺があります。後者のほうはどういう発祥なんだろうと疑問に思っていたのですが、川崎のニュータンタンメンがまさにイメージしているものだったようです。これがルーツなのかな。

筆者の記憶が確かなら、千葉県佐倉市の歴史民俗博物館を訪問した時、偶然立ち寄った店のタンタン麺がその系統でした。調べると「手打ちらーめん珍来」というチェーン店で関東には結構店舗があるようですね。しかし珍来総本店のメニューにはタンタン麺はないみたいですし、該当の店舗は閉店済みの様子。溶き卵入りタンタン麺の真のルーツはどこにあるのだろう、なんて気になってしまいました。