写真AC雑記帳

写真ACのあれこれを書く予定

札幌ぼっち飯:分類/咖:アジャンタインドカリ店(中央区)

現在のホームグラウンドである札幌で、ふらりと立ち寄ったお店の紹介みたいな感じの記事を書いてみます。今回訪問したのはアジャンタインドカリ店

当ブログを継続的に読んで頂いている場合、ピンと来るものを感じる方もいるかもしれませんが、札幌スープカレーの源流を探る第二弾です。前回は札幌市東区アジャンタ総本家に向かいましたが、今回はアジャンタインドカリ店。店名が一致しているのは偶然ではなく、本来の「アジャンタ」がふたつのお店に分かれたという経緯がある様子。店舗が枝分かれした理由については、筆者は事実を確かめたわけではないのでここでは触れません。食べる側として重要なのは、旨いかどうか、ですしね。 
f:id:daphniaP:20181104234640j:plain

 

【アクセス】

地図上は以下の通りです。札幌市電石山通駅から徒歩15分程度は必要。近くにじょうてつバスのバス停もありますが、アクセスはさほど良くない場所です。遠方から行く場合は自動車を使うのが良いでしょうが、駐車場は4台程度なので空いていないケースもありえそうです。注意点として店の場所が分かりにくいですね。石山通沿いではなく、一本内側にあります。北側から移動してきたとすると、警察署を超えずに左手の小さな路地に入らないといけません。

 

【店舗入口付近】

店舗付近はこんな感じ。外観は非常に地味というかシンプルで、ほとんど改装に手をかけていないのでしょう。 

f:id:daphniaP:20181104234659j:plain

 

【店内】

外観と比べるとスープカレー店らしい装飾もありましたが、基本的にシンプルな作りになっています。アジャンタ総本家が相対的にビジネスライクな雰囲気を漂わせているのに対して、インドカリ店のほうはアットホームな雰囲気があります。どうも二人だけで切り盛りしているみたいですしね。お店の雰囲気はこちらの方が好きかな。交通の面で通いにくいけども。

f:id:daphniaP:20181104234713j:plain

 

【とり】

アジャンタ総本家では「かしみーるかりぃ」を頼んだのですが、今回は「とり」にしてみました。同じメニューではないので比較としては成り立たない部分があるのはご承知おきください。

f:id:daphniaP:20181104234747j:plain

当然と言えば当然なのかもしれませんが、似た雰囲気のスープです。サラサラしていますが、オイリーでもある。具は、とりとピーマンとにんじん。スープの味わいは、スパイス感が強く甘味はあまり感じません。総本家のかしみーるかりぃは甘味が強く酸味も感じさせたのに対して、非常にスッキリしています。それでいて食べ続けると、じわじわと旨味が顔をのぞかせてくる。何故か最初の一口よりも食べ終わり間近の一口の方が美味しさを感じる不思議。とりやにんじんはもの凄く美味しいとまでは思いませんでしたが、スープが凡百のスープカレーとは違います。総本家との味の違いは、とりとかしみーるの違いなのか、根本的に違うのか、これは確かめてみないと駄目ですね。

そこまで辛いわけでもないのに、総本家の時以上に鼻から汗が噴き出しました。それが心地よい。これはもう薬膳系スープカレーにはまってしまったな。

※補足:この写真だと皿が浅く見えるかもしれませんが、そこそこ深さはあり、驚くほど大きいにんじんが隠れていたりします。

  

【総評】

総本家の時も感じたけれど、普通のスープカレーより、スパイス感が強い薬膳スープカレーの方が好みかもしれません。まあ、その認識をさらにひっくり返してくるスープカレーも当然存在しているとは思うのですが。

こっちのアジャンタもまた行きたいですね。店主さんは決して若くはないので、いつまでもお店があるとは考えにくい部分もありますし、早めにリピートしたいです。

 

【横道】

スープカレーの源流探り、ふたつのアジャンタを訪れましたが、スープカレーの起源を語るなら外してはいけない有名店がありますね。どのタイミングになるかは分かりませんが、やっぱりあのお店にも行かなければ。