ぼっち飯番外編:分類/麺:名代後楽そば (東京都品川区)
飲食雑記番外編その二。今回訪問したのは品川区東五反田の立ち食いそば屋「名代後楽そば」です。前夜「おにやんま」でうどんを食した後、こちらも気になるなと思って横目で見ていたのが名代後楽そばでした。後楽そばも、というより後楽そばのほうが長い歴史を持つ名店みたいな存在のようですね。有楽町店の閉店を経て五反田で復活したという流れがあるそうですが、食事をした時点ではその辺りの事情はつゆ知らず。
【アクセス】
地図上は以下の通りです。五反田駅から徒歩1分、近いなんてものじゃありません。
【店舗入口付近】
【店内】
時間帯が午前十時と中途半端なこともあってか先客はわずか。逆に言うとそんな時間帯でも客がいるわけです。今回はやはり焼きそばで行ってみました。店内左奥のほうに焼きそばを焼く鉄板があるようです。焼いているところを見たい方は店内左側を意識するといいかもしれませんよ。ちょうどこの写真の位置から正面の辺りです。
【焼きそば 400円】
安いよね。ソース焼きそばには鉄板ともいえる青のりと紅生姜の色合いが食欲をそそります。少し太めの麺に甘辛いソースがしっかり絡み、並盛でもそれなりにボリューム感がある印象。美味すぎて衝撃を受けるとかそういうものではないものの、400円で食べられるのだから十分満足です。どうやらこの焼きそばをそばつゆにつけて食べるという裏技もあるみたいなんですが、絶対美味いはず。道民的には「焼きそば弁当」と付属の中華スープで似たようなことやるからね! 少数派だと思うけど!
【ぼっち度】
ぼっち度は【★★★★】とします。孤独なサラリーマン向けのお店ですよね。立ち食いということもあり、集団で押し寄せるイメージはあまり沸きません。さらりと注文した品を食べつくして、ゴッソサマデースとか小声で言い残して立ち去るぼっち飯の王道を堪能できます。食券だから会計の手間もありません。いわばノンコミュニケーション型ぼっち飯です。ただしこの「お店だからこそ」の付随的ぼっち要素は特に感じないので最高ランク評価にはしませんでした。
【総評】
近くに住んでいれば間違いなくちょこちょこ通います。こういう雰囲気のお店、近所に欲しいけど無いんだよなあ。札幌の立ち食いそば屋なんて札幌駅と大通周辺ぐらいにしかないんじゃないかな。ラーメン屋ならどこにでもあるけどね。
焼きそばが好みに合わなくても、そばうどんに丼物もあり、値段も全般に安く、庶民の心強い味方という印象です。特に昔からこの味を知っていると、またひと味違って感じられるのかもしれませんね。
ものすごく美味しいというものではないのだけど、この店の歴史を体験してきた人々が少々うらやましく思えます。