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旅行:2018年ひたすら歩く岐阜名古屋の旅(3.二日目養老の滝)

岐阜名古屋旅行二日目の話です。前回は養老天命反転地を歩いて回りましたが、今回は養老の滝を目指して足を進めていきます。 

 

1.養老天命反転地を発つ。

養老天命反転地の近くに小さな川が流れていますが、上流を目指して歩いていくと養老の滝に着きます。別ルートでは自動車でかなり近いところまで歩いていけるようなのですが、今回は真向勝負。それほど長い距離ではないとはいえ、ひたすら歩きます。

 

2.鮮やかな紅葉を眺めながら歩く。

養老天命反転地の敷地内ではさほど感じませんでしたが、川沿いでは見事な紅葉が見られます。ミニコンサートが開かれているのを横目に足を進めると、川にかかる「ふどうばし」という橋が目に留まりました。橋の下では、川がひょうたんを模した形に整備されており、ちょっとした見どころのようです。

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道中、紅葉が鮮やかでした。この辺りは紅葉の名所でもあるようですね。

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3.のんびり坂道を歩きながら土産物屋をのぞく。

養老の滝へと続く川沿いの道には、それなりに土産物屋があります。だいたいどのお店でも置いているのが名物「養老サイダー」です。日本最古の炭酸飲料のひとつが養老サイダーなんだとか。ただ普通に土産物屋で売られている養老サイダーと、昔の養老サイダーを復元した復刻版は別物ということで、少々注意が必要かもしれません。

ここでちょっと買い食い。

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飛騨牛コロッケとな。土産物屋は結構多いのですが、飛騨牛コロッケを前面に押し出している店舗は「滝園」といいました。ここまでもそれなりに歩いていますので、シチュエーション的にとっても美味しく頂けました。

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道沿いに山茶花らしき花も咲いています。ひと目で見てわかる絶景というものではないのですが、いい風景です。観光客はかなり多いので、人混みという観点では決して落ち着く環境ではないはずなのですが、忙しなさを感じさせる要素が少ないのか、のんびりじっくり風景を味わうことができます。良いですね、養老。

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いかにも古びた土産物屋です。嫌いじゃない。さらに謎の大行列に遭遇。養老の滝へと向かうルートの中でもこのような行列ができているのはただ一ヵ所だけ。まず往路ではスルーし、復路でチェックしてみることにしました。 

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4.清流を見下ろしながら坂道を歩く。

足を進めると、じきに土産物屋もなくなり、より山奥らしい風景へと変化を遂げていきます。道路自体は整備されており、歩きにくくはないですが、なにぶん山道、坂を上ることは避けようがありません。

この日は天気に恵まれ、どこを見ても光と影のコントラストが華やかでした。筆者の旅には台風をはじめ悪天候が付きものなので、好天の下で写真撮影ができた時点で、ある意味感動ものでしたね。

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5.さらに上流を歩く。

上流に迫ると、紅葉よりも緑の深さが目立ちます。川と通路の高低差もあって案外ダイナミックな風景を目にすることになります。 岩と苔と水流が織りなす、典型的な日本の風景ではないでしょうか。

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ここまでの写真からもうかがえる通り、通路は整備されているので、お年寄りや子どもでもさほど問題なく滝へ向かうことができます。養老天命反転地と両方を観光する場合には、歩き疲れに注意が必要かもしれませんが。

 

6. 養老の滝、到達。

養老天命反転地を経た後に坂道を上る流れなので、少し疲労が蓄積していました。それほど長くない、20~30分程度の道のりにしては長く感じられた気がします。

だんだんと養老の滝が見えてきます。

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到着。養老の滝現地は観光客が多く、写真を撮るにも順番待ちといった様相。おそらく普段はこんなに混雑していないのでしょうが、連休かつ紅葉も見頃で、観光には最適な時期だったように思います。ただし、もう少し観光客が少なければ厳かな印象もあったのかもしれませんが、まあまあ賑やかなので清浄な空気を味わって癒される~ということにはならないかもしれません。

落差のある名瀑というのは、やや非日常的なもので、たまにこういうものに触れてみることも必要なのかなと感じます。

 

7.復路を歩いて、見えたもの。 

養老の滝へ向かうコースは複数あります。今回採用したルートは養老の滝付近こそ一本道なものの、道中では、川を挟んでの別ルートなどバリエーションがあります。往路と違う道を選んで降ることにしました。そこで見えたもの。

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観光リフトのりば。既に運用されていないようでした。ほぼ廃墟です。どうにも古臭いフォントに何とも言えぬ「時代」を感じます。かつては賑わっていたものなのか、こういう雰囲気は好みですね。

さらに道を降ると養老神社と菊水霊泉があります。観光ポイントとしては押さえておきたいところでしょうか。

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ここからさらにもう少し降ると、例の行列店に差し掛かります。今度は行列に並んでみました。行列の先に待ち構えていたものとは……。

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串団子でした。たかが串団子と侮るなかれ、これがまあ美味いのなんの。そもそもそんなに串団子なんて食べないのもありますが、柔らかくとろけるような食感はたかが団子のものとは思えないほどです。しかも歩いて空腹感もある、美味く感じて当然といえば当然かもしれません。

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このすぐ近くにひょうたんらんぷ館というミュージアム的な施設があります。写真撮影自由とのことで、たっぷり撮影させていただきました。名前通りひょうたんをランプにした作品を展示しています。

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こうして改めて写真で見てみても、ひとつひとつ非常に丁寧で細かい仕事ぶり。入場料百円でこれだけのものが見られるというのはなかなかのもの。販売はしていないそうですが、それなりのお値段がついても良さそうです。なにしろすべてハンドメイドらしいですので。

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このミュージアムの方に説明してもらったのですが、この作品なんかは壁に映る模様のほうが見どころなんですね。確かに見事な格子模様が展開されています。なかなか良い観光スポットだと思います。らんぷ館の後は、往路の巻き戻しなので省略します。養老駅前に戻りました。

 

8.養老駅前の土産物屋。

養老駅前には一軒の土産物屋さんがあります。その名もきびようかん本家。ここで購入した「きびようかん」が、これが個人的に大ヒットの味。たぶん誰が食べても美味しいと思うものではないのですが、また機会があれば買って帰ろうと思うほどには気に入りました。

ここもうひとつ購入したのが養老サイダー。たぶん復刻版のほう。よく冷えて……というかカチンコチンに凍り付いた状況で出てきました。

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某有名サイダーの代わりに出てきても、別に問題ない味わいです。しかしどちらかといえば昔を懐かしむ味なのでしょう。こういうのもたまにはいいものです。旅の醍醐味のひとつではないでしょうか。

さて、養老駅に列車が到着する時間を見計らい、次の地点へ移動します。ここで一度、大垣に戻るのです。そしてさらに歩きます。