写真AC雑記帳

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旅行:2015年四国の旅(3.三日目室戸岬~徳島観光)

旅行:2015年四国の旅(3.三日目室戸岬~徳島観光)

室戸岬から北上し徳島県を目指します。今回の記事では掲載している写真の数が少なめです。写真の撮影数はそれなりにあるのですが、写真ACで公開できそうな写真はあまりないのです。

前回の記事はこちら。 

 

1.室戸岬から徳島入り、徳島ラーメンを食す

室戸岬から徳島市へ向けて移動していきますが、この辺りはスキューバダイビングが盛んなんですかね。なんとなくそういう店舗が多くあったような気がします。他に目についたものとしては移動途中の阿南市日亜化学工業の本社を見かけました。なんだその会社と思われる方もいるかもしれませんが青色発光ダイオードで有名な企業です。ノーベル賞を受賞した中村修二さんの知名度が高いですし、特許に絡むいざこざであまり良い印象を持っていない方もいるかもしれません。ただ中村修二さんのノーベル賞受賞が2014年でこの旅行当時は2015年ですから、割とタイムリーでちょっと面白いものを見た気分になりました。

ほどなく徳島市へ到着、市内でのお目当ては徳島ラーメンでした。食事の候補地はいくつかありましたが、駐車場が狭かったり行列を見かけたりで右往左往。最終的にはラーメン東大沖浜店で念願のラーメンを頂きました。

徳島ラーメンはとんこつ醤油で豚バラ肉がたくさん入っているところが特徴。徳島ではごはんのおかずになるらしく、濃い目の味付けです。ラーメン東大はチェーン店ではありますが、筆者の地元で徳島ラーメンを食べる術はおそらくないので、食べてみてよかったと思います。

ところでこの時の候補店のひとつに「巽屋」というお店がありました。このお店の店主さん、2016年に「開運なんでも鑑定団」で「曜変天目茶碗」と鑑定される茶碗を所持していたそうです。話のタネという意味では少々無理してでも「巽屋」に行ってみるべきだったかも。

 

2.本物はひとつもない「大塚国際美術館

大塚国際美術館は、鳴門の渦潮で有名な鳴門海峡のすぐそばに位置しています。

偽物が本物に勝ることもあるってどこかで聞いたようなフレーズですが、この大塚国際美術館に本物の美術品はひとつとしてありません。それでも掛け値なしに足を踏み入れる価値があると思います。

この美術館の展示品はすべて陶器の板に複写されたレプリカなのですが、なにしろ全て原寸大での再現が可能なため、強烈な存在感があります。たとえばシスティーナ礼拝堂の再現は、原寸大であるがゆえに、芸術作品をただ目で眺めるのではなく「疑似体験」できるのです。そこが素晴らしい。すべて「本物」を観賞できるような余裕のある方はそう多くないでしょう。誰もが多くの芸術作品を体験できるところに、この美術館の良さがあると思います。筆者イチオシの美術館です。

あとは単純に誰でも知っているような作品が多数収蔵されているので、芸術に詳しくなくても楽しめるというところもポイントが高いかもしれません。さすがにピカソやレオナルド(ダ・ヴィンチ)の作品すら知らないと面白くないでしょうが、そういう人は美術館に来ないはず……。

補足すべき事項として、作品数が膨大で敷地も広いので、ゆっくり見ていると一日がかりでも終わらないのではないかという心配があります。時間に限りがある旅行をしている時は要注意です。この時もかなりの駆け足で美術館内を巡りました。

 

3.鳴門の大渦観光と注意すべき点

既に書いた通り大塚国際美術館鳴門海峡はすぐそばといってもいい距離です。鳴門と言えばやはり大渦が有名ですが、実は鑑賞にあたり注意しておかなければならないことがあります。筆者は把握していなかったので失敗した感じ。具体的な失敗の内容についてはのちほど書きます。

さて、大渦を眺めるにも何通りか方法があります。最もオーソドックスな方法は、複数ある展望台から大渦を眺めることでしょう。展望台ごとに違うアングルが楽しめるはずです。筆者も「お茶園展望台」というところから風景を眺めていますが、この時点で渦はないですね。どちらかといえば、海峡に掛かる大鳴門橋の鑑賞に適した展望台かもしれません。

 

大渦には観光船で接近することもできます。渦潮の間近まで接近できますので迫力なら最高だと思いますが、なにしろ潮流の速さが速さであり、船に弱い人にはお勧めしづらい諸刃の剣。船酔いさえしないなら楽しそうですけどね。

最後の方法が筆者も利用した「渦の道」でした。渦の道は大鳴門橋の橋桁に仕込まれた遊歩道です。足元がガラス張りの区画がありますので、見下ろせば荒々しい潮の流れが視界に入ります。何点か写真を張ってみますか。

 

一般的な海面とは違うし、どことなく渦巻いている感じもしますが、はっきりした渦はないですね。時間の経過によって目まぐるしく海面の表情が変わるので、意外と見ていて飽きないかもしれません。しかし、結局のところ、この時はハッキリした「大渦」を見ることができませんでした

さて、ここでこの項目の冒頭に書いた注意しておかなければいけなかったことが何なのかを明かします。何が問題であるかというと、知っている人からすれば当たり前のことでしょうが、渦潮は四六時中出ているわけではないということです。具体的には満潮と干潮の前後二時間から前後一時間の間がいい感じに渦潮が出てくる時間らしいのです。気付いてみればそれもそうだよなあメカニズム的に考えてと言えますが、旅行を計画している段階では全く気にしていませんでした。逆にそういう予測はしづらいものだと勘違いしてましたね。

現地入りしてから気付いたので、筆者は旅行の時間配分に失敗しました。読者の皆様が鳴門渦潮観光に行かれることがありましたら、ぜひあらかじめ満潮と干潮の時間を把握しておき、計画的に観光されることをお勧めします。

どうすれば都合よく干満の時刻が分かるかというと、実は「渦の道」で「潮見表」というものを公開しています。下記のサイトを参照してみてください。

潮見表 - 渦の道

 

4.宿泊地の〇〇〇〇市へ

三日目の宿泊地を目指して移動します。一日目松山に二日目安芸ときて、三日目および四日目の宿泊地として選んだ場所は四国中央市。一時世間を騒がせた大王製紙で有名な工業都市ですね。宿泊した宿はホテルマイルドという名前でした。

いわゆるビジネスホテルなんですが、従業員の方々の雰囲気を見ていると、ホテル風の建物で旅館を営んでいるような印象を持ちました。アットホームというか、それこそマイルドな雰囲気でしたね。ホテル周辺の道幅が狭すぎることを除けばいいビジネスホテルだったと思います。

四国中央市に陣取ったのは、この後の四日目および五日目の行動をスムーズに進めるためです。さて四日目の旅程については次の記事へ持ち越しますが、愛媛高知徳島と来たからにはやはりうどん県がメインです。