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旅行:2015年四国の旅(5.四日目後半高松周辺)

旅行:2015年四国の旅(5.四日目後半高松周辺)

善通寺市を後にして香川県高松市へ移動します。一応四国四県の県庁所在地を通過している形になります。滞在時間は松山>高松>徳島>高知かなあ。高知市ほぼスルーはやむを得ない措置とはいえ少し悔やまれる。

前回の記事はこちら。 

 

1.屋島観光

あくまでも個人的な漠然とした印象ですが、高松市内は全国的なファーストフード店の店舗数が少ないような気がしました。やはりうどん県ということか。統計上他県他市と比較したら面白い数字が出てくるに違いないと思います。

さて、高松には著名な観光地として栗林公園高松城跡などがありますが、今回は実質屋島一本に絞りました。屋島こそ高松観光ではド本命かもしれません。昔から存在する観光地ですが、あまり事前調査をしていなかったこともあり、現地入りしてから衝撃を受けた部分があります。この旅行では屋島に限らずそういう部分が多かったかもしれません。


屋島・談古嶺からの眺望

 

やはり高台ですから景観はいいですね。この地域はいわゆる古戦場なので、源平時代に思いを馳せるもよし。健全な観光地としては「瓦投げ」ができる展望台、上り坂に見えるのに実は下り坂になっている「屋島ミステリー坂」や、多数のお土産店に水族館まであります。いろいろな楽しみ方ができるわけです。当時連休中ではありましたが、観光客自体はかなりの人数が訪問しており、すっかり寂れたきった観光地というわけではありません。

 

2.屋島のもうひとつの顔

屋島にはもちろん健全な観光地としての顔がありますが、(少なくとも当時は)もうひとつの側面を持ち合わせていました。

それは廃墟化

廃業した古いホテルが廃墟として放置されているのです。それが言わば健全な観光地と目と鼻の先に残されています。賑やかな観光地から少し歩けば、退廃的な廃墟物件が佇んでおり、なかなか得難い環境が備えられています。あとあと調べてみるとそのスジの人たちには有名な廃墟群として知られているものであるようですね。


屋島廃墟

 

この写真の正面のホテルはいわゆる廃墟ですが、この建物の裏側は現役で使われている駐車場です。さすがに中には侵入していませんけれども、この「甚五郎」という元ホテルは結構知名度がある廃墟みたいです。参考に場所を張り付けておきますが、屋島観光に来たら敢えて探すまでもなく、自然に見つかる場所です。

 

さて屋島には「現代的な観光地」と「廃墟」のほかにも、伝統的観光地として屋島寺があります。太三郎狸こと蓑山大明神がシンボリックな存在です。このタヌキは様々なエピソード持ちで調べてみると面白いですね。アニメーション映画作品「平成狸合戦ぽんぽこ」のモチーフのひとつのようです。

 
屋島寺の蓑山大明神

 

屋島寺も結構広さがあり、有料ですが宝物館もあります。この旅行で直接訪問した四国八十八箇所霊場は、この屋島寺善通寺、ほかに足摺岬観光時に金剛福寺をチラ見したぐらいで、あとは全然足を伸ばしていません。お遍路さん要素のコンプリート率を数字で表せば、わずか3パーセントぐらいだったわけですね。

 

3.夕方も、うどん

せっかくうどん県に来ているわけですから、昼食だけうどんではもったいない。というわけで夕食には少々早いぐらいの時間で「うどん本陣山田家」に向かいました。

ここは決して分かりやすい立地ではないのですが、ルート途中からいたるところの電信柱に案内標識が貼ってあって思わずニヤリ。こんなのあるんだなあ。地味ながら物凄く目立つ広告手法ですね。

ここは歴史のある屋敷を店舗にしていて、建物と庭園に風情があります。これは普通のうどん屋さんでは味わえないですね。そしてもちろんうどんもうまいのですが、うどんだけにこだわるなら他の店でもいいかもしれません。景観というプラスアルファがあるので満足度が高い場所なのだと思います。人気店なので、うどんと付加価値と混雑度を秤にかけて判断するべき。

それと、水曜どうでしょうファンにはなじみ深い場所なんですね。

 

4.夕暮れ時の瀬戸大橋

高松観光はうどんを食べて終了し、四国中央市への帰路につきますが、一カ所著名な観光地に寄り道をしました。瀬戸大橋です。 本州四国連絡橋の中でもとりわけシンボリックな存在ですよね。

瀬戸大橋の途中、与島にパーキングエリアがあるので、そこで降車しました。こうして改めて写真を見ても壮大な建築物です。この日は全体的に天気が良かったこともあり、ほどなく良い感じに日が没していきました。 

下の写真も与島で撮影したものなのですが、完全にシルエット化していて状況がよく分からないかも。もう少し展望台をクローズアップできていれば面白い写真になったのかもしれません。

 

このあと進行方向を間違えて一度岡山県に上陸してしまいますが、まあそういうハプニングも旅の面白いところ。むしろ間違えてよかったかもしれない。瀬戸大橋から四国中央市のホテルマイルドへ戻り、いよいよ四国の旅最終日に突入します。四国中央市からすぐ松山に向かうのではなく、意外(?)な方向に寄り道をしますが、そこは次回の記事で紹介します。