写真AC／植物雑記：No.003 イヌサフラン

写真AC／植物雑記：No.003 イヌサフラン

イヌサフランと思われる花です。ちょっとした空地に何事でもないような感じで生えていました。これは本当に有名な毒草ですね。特にギョウジャニンニクと間違われることが多いものの、他にも様々な植物と誤認されることが多い傍迷惑な植物です。

毒性そのものはイヌサフランより遥かに強い植物も少なくないでしょうが、誤食される可能性の高さという観点で危険度が高いです。結構身近なところに生えている点も怖いところです。

名前の通りサフランにも似ていますが、実際に見比べてみると結構違います。それよりむしろ葉の状態だとギョウジャニンニクと本当に似ているので、間違えて食べてしまう人が出てくるのも理解できます。山菜取りが趣味の方はくれぐれもご用心を。

見ている分には可愛らしい花なんですけどね。

この写真のイヌサフランは、生えている場所の状況的に、かつて観賞用に植えられたものの生き残りっぽい感じでした。花の色合いとしてはもっと紫色の割合が大きく、白い部分はあまり無いようなものが多いようです。園芸用に品種改良したものはコルチカムと呼ばれるのだそうですが、そちらなのかもしれません。