写真AC/植物雑記:No.007 ヤグルマソウ
写真AC/植物雑記:No.007 ヤグルマソウ
まったく異なる植物であることはひと目でお分かり頂けるかと思います。ヤグルマギクはキク科、ヤグルマソウはユキノシタ科ですから、当然、全然違うわけです。
今ではヤグルマギクはヤグルマギクとして名称統一されているそうです。観賞用として需要があるのはヤグルマギクのほうなんですが、なぜかほぼ「矢車草」の名前でタネが売られています。伝統的には矢車草で呼び習わされてきたということでしょうか。
もしかするとヤグルマソウという言葉を聞いても、どちらの花を思い浮かべるかはヒトそれぞれかもしれませんね。
ところでヤグルマソウを「ヤグルマソウ」足らしめているのは花ではなく葉の部分なのですが、肝心の葉の部分を撮影した写真がありません。失敗した。ヤグルマソウの葉のほうが「矢車」らしい形状をしていますから、名前に相応しい植物ではあります。
筆者的には、もっと知名度が上がってほしい植物の筆頭かもしれません。間違えられて覚えられているのは少々不憫ですよね。