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旅行:2017年仙台小旅行(2.二日目最終日)

旅行:2017年仙台小旅行(2.二日目最終日)

少し昔の旅行を振り返ります。仙台小旅行の続きです。仙台城址で伊達政宗騎馬像と夜景を満喫し、二日目も主要な観光地を巡ります。 

 

1.バスを使う

一日目は徒歩で移動しましたが、二日目はバスでの移動が中心でした。交通手段を変更した最大の理由は天候です。最初の記事にも書いた通りこの旅行の時は台風が迫りつつありましたので、この二日目はどんどん空模様が悪化していくのです。あとはもちろん移動距離の問題もありました。

さて、仙台市の場合、るーぷる仙台という市内循環観光バスがありますが、やはり混雑していました。混雑嫌いの筆者は普通の市バスで最初の目的地へ移動しました。

当然乗りなれないバスなので、行き先を間違えていないかとか、降りるバス停は大丈夫かといったところでソワソワ。まあこういう不慣れな感覚を味わうのも旅行のだいご味みたいなものですね。

それなりの長期休暇が取れたら、本格的な「バス旅」でもやってみたいものです。

 

2.経ケ峯歴史公園

経ケ峯歴史公園、と書いてもいまいちピンときませんが「瑞鳳殿」がある場所と書けば皆さんご存知かと思います。仙台駅から市バスで目的地近くまで移動し、地図を頼りに到着しました。ここは仙台城と比べれば大したことはありませんが、小高い地形に位置しているため、やはり坂を上る必要があります。


瑞鳳殿参道
 
この瑞鳳殿参道の「パワースポット感」は、なかなか他の場所では味わえないかもしれません。美しく整備された石段と、左右に立ち並ぶ杉の並木が見事です。外界から切り離されている感じがあります。こういう外の世界から切り離された雰囲気は筆者は好むところです。ベクトルは全く違いますが、横浜中華街なんか中華街の中にいる時と外に出た時で全く世界が違うように思え、鮮烈な体験をした気がします。山奥の盆地の温泉宿(山形県肘折温泉など)なども周囲との途絶感がいい味出してました。
参道を越えるとほどなく瑞鳳殿です。いわゆる寺社仏閣とはまた趣が違います。霊廟というカテゴリーですから、おそらく日光東照宮(まだ行ったことがない)あたりの雰囲気が近いのだと思います。 

 

瑞鳳殿の近くには、二代目及び三代目藩主の霊廟など他にも施設があります。結構訪問者数が多かったですね。この瑞鳳殿の見物中に、少しばかり雨が降り始めました。すぐ止んだのでほっとしたのですが……。

 

3.たまたま見かけた神社

瑞鳳殿の近くに、穴蔵稲荷神社という神社がありました。お祭りが終わった後なのか、祭り提燈が下げられていました。ただし、神社の境内にはひとっこ一人としておらず、少々寂しい雰囲気。稲荷神社ということで、いわゆる狛犬ならぬ狛狐が配置されているのですね。なかなか厳めしい顔つきをしていますが、狛犬や狛狐の差異というのも結構興味をそそられるところがあります。歴史的経緯はもちろん地域性とかいろいろ。


狛狐

 

この神社では、本殿の裏に小さなお社のようなものがたくさん並べてあったところが、なんだか気になりました。あれは何だったんだろう。神社関係に詳しい方がいればぜひご教授頂きたいものです。 

さて、穴蔵神社を後にしたところで少々寄り道。瑞鳳殿最寄りのバス停の近くにテイクアウト専門の「柿の葉寿司」の店がありました。柿の葉寿司と言えば奈良和歌山または石川の名物ですし、どうやら仙台では珍しいもののようです。鯖寿司なので奈良和歌山系統の柿の葉寿司なんだと思われます。


柿の葉寿司

 

おやつ代わりに食べて、まあおいしかったですが、本場の柿の葉寿司も食べてみたいなあと思うところ。石川のほうの柿の葉寿司は食べたのですが、奈良和歌山のほうはまだなんです。今の時点では近々どちらかへ向かうという予定はなく、しばらくは難しいかもしれません。

 

4.雨と祭の大崎八幡宮 

ここからまた徒歩で、再び仙台城方面へ向かいます。所要時間は20分程度。昨日は見る時間がなくスルーした仙台市博物館を目指しました。博物館の展示物はあんまり覚えていないのですが、何冊か、この博物館以外では手に入りそうにない書籍を適当に購入したりしています。

さらに次の目的地である大崎八幡宮を目指そうとしたところで、ついに雨脚が強くなってきてしまいました。どこかで昼ご飯でも食べようと思っていたのですが、傘を持っておらず、近くの仙台国際センターへ緊急避難。幸いレストランがあったので食事したのですが、念願の牛タン系メニューは品切れで注文できず。残念。

雨が降る中、国際センター最寄りのバス停で待機。今日の目的地のひとつである、大崎八幡宮へ向かうためにバスを利用します。仙台城跡や東北大学の敷地を抜け、大崎八幡宮前で降車します。

 

この時点でまだ傘を持っていなかったのですが、意外とコンビニがみつからず、近くのお店(お祭り用品を扱うお店? 何屋さんと呼ぶべきなのか?)で傘を扱っていたため購入。非常に助かりました。もともと降雨の可能性が高い状況でしたので、コンビニが目に入る内に傘を買っておけば良かったですね。反省材料です。

実は、この日は大崎八幡宮の「例大祭」の日でした。境内にはお祭りの出店も出ていたのですが、あいにくの雨で残念。好天ならもっと多くの人が詰め掛けていたんじゃないでしょうかね。

拝殿を撮影したのですが、雨天のためか拝殿の前にテント状のものが設置されており、写真撮影という観点からで考えると少々残念でした。前向きに考えると、なかなか撮影できないものを撮れたのかもしれません。

 

5.お土産と牛タン 

台風が迫りつつあるという事情、天候の悪さもあり、予定より早めに駅方面に向かいました。土産物としては駅周辺でかまぼこずんだ羊羹などを購入。そして駅内で夕飯に牛タンをいただきました。個人の好みの問題はあるかもしれませんが、まあおいしかったですね。本当の地元の名店的なところにはいかなかったので、いずれは仙台再訪して行ってみたいです。

 

6.旅の終わりに迫る台風! 

駅から空港へ移動しますが、空港到着時点で天候は相当激しいことに。残念ながら伝わりやすそうな写真がありませんが、帰りの飛行機が本当に飛ぶのかどうか物凄く不安になるレベルでした。日程短縮しているのでいざ飛行機が飛ばなくても一日猶予はありますが、一日後に飛行機が飛ぶ保証もないですし。

結局、ある程度の遅延は発生したうえでしたが飛行機は飛びました。よかったよかったと言いたいところですが、結果的に翌日の仙台周辺はさして悪天候ではなく、2泊3日の旅を1泊2日に短縮した意味はあまりなかったかもしれない、というオチがついてしまいました。大自然の猛威には勝てませんね。

当時感じたこと、記事を書いて改めて感じたことを箇条書きです。 

  • 仙台もそれなりに観光しやすい街(市内循環バスなど)
  • 仙台藩ゆかりの史跡は見ていて興味深い
  • 瑞鳳殿がオススメ観光スポット、次点で仙台城
  • 意外とコンビニが少ない???(たまたまかもしれない)
  • 全体的に天候不順が残念
  • 牛タンうまい

箇条書きの内容がちょっと薄い感じです。天気が良ければ(台風が来なければ)もっと様々な場所を観光できて、印象に残る旅になっていたはずだと思います。

今度は違う季節に行ってみたいです、杜の都仙台。