写真AC雑記帳

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旅行:2018年ひたすら歩く岐阜名古屋の旅(1.初日~二日目まで)

ちょっと前の旅行の話です。岐阜県養老町名古屋市内をメインターゲットにした観光旅行に行きました。その中でも特に注目した観光地の性質上、二日目以降とにかく歩き倒す羽目に陥りました。万歩計で測れば良かったな。

 

1.旅行の目的とお目当て。

この旅行の主な目的は「養老天命反転地」へ向かうことでした。他はおまけです。養老天命反転地養老町に位置する特異なランドアートです。写真で見ているだけでは理解できない、直接訪問してこその観光地。以前から、岐阜旅行時には抑えておこうと考えていた観光ポイントです。

交通ルート的に大垣が移動の拠点。大垣からは関ケ原もアクセス良好。後は名古屋市で一泊してから名古屋城などを観光する予定でした。まあ名古屋に着いたら最大の狙いは名古屋飯です。味噌カツ、あんスパ、ひつまぶし。あとはモーニング。

 

2.中部国際空港から熱田神宮へ。

スタート地点は中部国際空港。まだ記事にしていない、紀伊半島旅行の終点として利用したことがあります。これが二回目の訪問でした。最初は直接名古屋市内へ向かおうと考えていたのですが、大同町駅で大量の大学生らしき若者が乗車。駅近くに大学があるのですね。混雑甚だしいこともあり、降車を決意します。

人混みをすり抜けて、這う這うの体で降りた場所は神宮前駅です。熱田神宮から最寄りの駅。歩道橋を越えて神宮の敷地内へ向かいます。

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決して早い時間帯ではないため、日が沈みつつあります。当時、十一月も末でしたが、桜が咲いていました。シキザクラというやつですね。

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東門から熱田神宮境内へ。立派な鳥居です。熱田神宮といえば、三種の神器のひとつ、草薙剣こと天叢雲剣が置かれていることで知られています。

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鳥居をくぐり、まっすぐ歩くと南神池と休憩所に行き当たります。もう少し早い時間に着いていればきしめん(宮きしめん 神宮店)を食べられたようです。

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本宮を目指して右に進路を取ると、ほどなく第二鳥居が見えて、その先に大楠が威容を現します。

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立派な大楠です。説明書きには、弘法大師お手植えなんて書かれています。事実はともかく、弘法大師空海は色んな所に足跡を残していますね。ライトアップされていることにより迫力が増しています。

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直進し、第三鳥居の先に向かうと、その先が本宮です。

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熱田神宮といえば、織田信長桶狭間における奇襲に臨むにあたり、必勝祈願したエピソードでも知られています。エピソードを史実と信じるならば、四百年ほど前に、この付近で信長軍が終結していたのですね。今は立派な熱田神宮も、江戸時代には貧窮していた時期もあったのだとか。近くで御朱印を頂けたようなのですが、今回は残念ながら愛用の御朱印帳を忘れてしまいました。

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信長本人にまつわるものとして「信長塀」があります。まさに桶狭間で大勝した信長が奉納した土塀なのだそうです。この信長塀を含めて日本三大土塀なんてものがあるとはしりませんでした。いずれ三土塀全て訪問したいものです。 

 

3.熱田神宮から岐阜へ。

JRへ乗り換えるルートもありましたが、名鉄で岐阜へ向かいます。それなりに時間は必要ですが、乗り換え要らず。名鉄岐阜駅で降りると繁華街が広がっています。

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有名餃子店の岐州が近くにありますが、評判通りの凄まじい行列。行列に挑まんとする気持ちは起きませんでした。

その代わりに、覗いてみたのが……。

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スガキヤラーメンです。名古屋を中心としたローカルラーメンチェーン。カップ麺より上等で、恐ろしく安く、しかしこのボリュームではもの足りないな。 

 

4.夜の岐阜をうろつく。

腹ごなしもかねて夜の岐阜をウロウロします。一度岐阜駅前に向かい、黄金の信長像を確認。比較的最近作られたようですが、しかし派手だなあ。

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駅の直前は広場になっており、飲食店街までひと区画離れています。さて、飲食店街をぼーっと眺めつつ、北へ北へと足を進めます。まず辿り着いたのは金神社。

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こうして見ると、なかなか感じの良い写真かもしれません。名前通り金運のご利益があるとされているとのこと。あやかりたいものです。ここには「おもかる石」という占い道具的な石が置かれているのですが、願い事を思い浮かべて石を持ち上げ、予想よりも軽く感じれば願いは叶い、重く感じれば願いは叶いがたいとのこと。なお筆者の願いは叶いがたいものだったようで、現に叶わずじまいです。

おそらくは、大事に挑む心構えを量る石なのではないかと思います。問題が大きく重いものだと感じているなら、いかに重い石でも重たくは感じないでしょうから。

さて、ここからさらに北上し、アーケード街、柳ヶ瀬商店街に移ります。

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時間帯が遅過ぎた(20時頃)のか、閑散として寂れた印象のアーケード街です。縦横に広がりがあるため、やや広く感じます。ここらで何か岐阜名物でも食べられないかなと見て回るも、飲食店はほぼクローズ済みで、インド料理屋ぐらいしか印象にありませんでした。

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さらに北へ抜けると飲み屋街、夜の蝶が舞いそうな地域へ繋がります。この付近の居酒屋は、観光客が気軽に利用するには、いかにも地元向けの雰囲気をしています。

続けてウロウロしている間に迷い込んだのが「アクアージュ柳ケ瀬」という名の怪しい小道。噴水など水の流れがあり、おそらく美観を求めて作られた区画かと思われるのですが、薄暗く狭い通路に人の気配もなく、不気味な雰囲気が漂います。その先、再開発地区でしょうか、大きく開けた空き地に出ました。

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廃墟然としたビルディングの雰囲気が、個人的にグッと来ます。この一帯は静かですが近くの大きな通り(長良橋通り)に出ると大きく雰囲気が変わります。こういう空気が変わる場所は結構好きです。

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長良橋通りを南下すると、さほどかからず「台湾まぜそばはなび岐阜店」が見えてきました。間違いなく名古屋飯として分類すべきものですが、ピンとくるような飲食店には巡り合えず、こちらで台湾まぜそばを頂戴することにしました。

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台湾まぜそばを提供するラーメン屋は、札幌にも幾つかありますので食べた経験はあります。本場近くでの台湾ませそばということで期待しましたが、材料を揃えてしまえばあまり味がぶれないですよね。どういう店舗で食べてもある程度以上、おいしく感じるメニューなのかもしれません。

追い飯なんかも試してみて台湾まぜそばを完食し、そのままホテル(名鉄岐阜駅そば)へ戻って、二日目に備えます。初日は岐阜市内こそウロウロしていますが、そんなには歩いていません。二日目からが本番です。