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旅行:2016年金沢の旅(1.初日~二日目)

旅行:2016年金沢の旅(1.初日~二日目)

突然ですが、少し昔の旅行を振り返ります。当ブログのコンセプトとして、メインコンテンツは写真ACに関するアレコレですから、写真ACに投稿した素材を紹介しながらの過去の旅行記となります。今回は金沢旅行を思い起こしますが、僅かでも皆さんのプラスになるところがあれば幸いです。

1.旅行の目的とお目当て

筆者はもともと旅行好きだったわけではなく、社会人になってからも特に旅する機会はなかったのですが、ある理由で広島(呉)へ旅行したんですね。その時に感じた地域性や雰囲気の違いに色々と思うところがあり、都道府県全てを直接踏破してやろうという謎のモチベーションが湧いてきました。自転車で日本を一周するようなチャレンジ精神は全く無いノンビリした目標ではありますが、連休を利用して十年以内に達成したいと思っている次第です。なお、修学旅行のように自由度が低い旅はノーカウント扱いしているので、まだまだ道半ばです。

金沢(石川県)も全国踏破の一環で、いくつかある旅行候補地のひとつでした。飛行機でもそこそこアクセスしやすく*1、旅行当時は新幹線開通からおおよそ一年後の時期で、新幹線の集客効果は薄れていそうだという認識がありました。訪問するにはちょうどいい頃合いではないかと。

旅行開始前の時点では「兼六園」「茶屋街」「長町武家屋敷」「ノドグロ」「ハントンライス」「金沢カレー」などに注目していました。この時は完全に勝手気ままな一人旅でしたので、ある程度の方針は決めていましたが実際の行動は流動的でした。

 

2.金沢旅行初日の行動

小松空港からスタートしてこんな感じでした。

小松空港から金沢駅まではリムジンバスを利用して移動しています。この旅行には関係ないですが、広島空港からの移動や神戸から伊丹空港への移動なんかもリムジンバスはオススメしたいですね。結構快適です。松本空港から松本駅への移動時は、タイミングが悪かったのか渋滞に巻き込まれたのであまり良い印象はありません。市内の道幅が狭かったんですよね。現地入りするまではなかなか気付かないことです。

金沢駅到着後、ABホテル金沢にチェックイン。このホテルは金沢駅のすぐ横に位置しており、観光拠点として申し分ないロケーションにあると言っていいでしょう。当時の朝食はありふれた内容でしたが、総合的に見れば拠点としてのメリットが大きく勝ると思います。まずは金沢駅内を見て回り、目についたゴーゴーカレー金沢駅総本山)にて食事。好きですね。金沢カレー。のちほどターバンカレーのレトルトを購入しました。

食後にまだ時間がありましたので、夜の茶屋街を見に行こうと徒歩で移動開始。金沢駅鼓門を眺めつつ、駅から東進し浅野川を目指します。下の写真はその道すがら。 

金沢の夜の道
 

3.ふたつの茶屋街

まず到着するのは主計町茶屋街です。浅野川沿いに古めかしい建築物が建ち並んで現れます。主計町茶屋街は現役の飲食店が多いようで、通り過ぎている最中も店内から笑い声が聞こえてきました。建築物を外から見ても何のお店なのかすぐには判断が付きませんので、遠方からの観光客には近寄りがたい感じもあります。地元の知り合いがいてディープなところを紹介してもらえたりすると面白そうな場所です。付近に旅館があるので、そちらを利用するといろいろご紹介いただけるのではないか、なんて思います。

主計町茶屋街を通過するとひがし茶屋街です。金沢のいわゆる「茶屋街」として認知されているのは、主にこのひがし茶屋街のようです。ちょっと足を踏み入れるとどこかで見たことがあるような茶屋街の風景が視界に入ってきます。後日昼間に訪問した時には自由に歩けないほど大混雑していたのですが、この時は夜なのでさすがに訪問者も少ない様子でした。

雨の夜のひがし茶屋街

静かな茶屋街を観察するのもまた一興。夜中に開いている飲食店もある程度はあるようなので、日中とは違う楽しみ方もできそうです。ほどほどぶらぶらして引き続き徒歩でホテルへ帰還。翌日に備えます。

 

4.金沢旅行二日目の行動

二日目は本格的に観光地の巡回に向かいました。まずは金沢駅前から市内循環バスを活用して「しいのき迎賓館」前に向かいます。しいのき迎賓館自体は、観光スポットとしては特に目を見張るほどのものではありませんが、代表的な観光地「21世紀美術館」「美術館」「博物館」「兼六園」「金沢城」などに近く、スタート地点としてはいい場所だと思います。

しいのき迎賓館
 

5.堂形のシイノキ

大樹古木を鑑賞する趣味のある方は、しいのき迎賓館の建物より一対のシイノキに目を奪われるかもしれません。天然記念物「堂形のシイノキ」です。迎賓館を中心に、左右に並ぶシイノキがシンボリックな景観を構成しています。

堂形のシイノキ
 

6.金沢21世紀美術館 

迎賓館から歩いて間もなく「21世紀美術館」に到着します。屋外にも様々なオブジェが展示されており、早速目を引きつけるものがあります。これまでに筆者が訪問した美術館の中では「大塚国際美術館」がもっともインパクトがありましたが、その次に名前を挙げるとしたらこの施設ですね。旅行の目的にもよりますが個人的にはオススメの観光スポットです。

収蔵品の多くはまさに21世紀の「現代美術」であるため、誰もが知るような有名芸術家の有名作品というものは置かれていません。その代わりに自ら足を踏み入れて体験するアート(スイミング・プール)や、個性的な企画展示が行われています。この時は「初音ミクの心筋細胞」の展示があったんですよねえ。ここでは詳述は避けますが美術館としての先鋭ぶりが表れていたように思います。

館内にはアートライブラリー(美術芸術に関する書籍資料を収蔵した図書コーナー)もありますが、相当なボリュームの資料が集められている様子でした。時間が足りませんので読んでいくことはできませんでしたが、金沢在住の方ならこのライブラリーだけで相当楽しめるような気がします。ミュージアムショップも、少し変わった品物が置いてあるので一見の価値ありですよ。

美術館の後は「県立歴史博物館」「加賀本多博物館」を経て、金沢の象徴的な観光スポットである「兼六園」に向かいました。旅の続きは次回の更新で。

 

雑感

金沢ですが、個人的にはかなりの優良観光都だと思います。特に観光用の循環バスで市内の主要観光地を楽に周回できるのは良かったです。他の都市でも同じようなバスはありますが、特に金沢は、要所を回る上でとても便利でした。まあ思わず乗車をスルーしてしまうほど車内が混雑している場合もありましたが、そこはどの観光都市でも似たようなものだと思います。そもそも(体力にもよりますが)徒歩でも名所名跡を見て回ることは可能なぐらいで、観光の要所がコンパクトにまとまっている点が大きいかもしれません。

 

 

*1:2023年には金沢駅から敦賀駅の間も新幹線が開通予定だそうで、その頃にはさらに小松空港からの旅がはかどりそうです