写真AC:審査基準が変わった?
写真AC:審査基準が変わった?
写真ACの審査が実施された後、審査落ちした写真にはその理由が添えられるようになっています。たとえば「類似した作品が既に公開されている。」「写真素材として相応しくない。」「登録商標が写り込んでいる可能性がある」など、従来は一応ピンポイントでコレに抵触しますという理由が表示されていました。
まあ「写真素材として相応しくない。」なんかは、具体的に何が悪いのか明確には分からない理由なんですが。それでも一応素材としての水準に達していないと判断されたというぐらいのことは分かるわけです。
それが数日前から統一された理由でボツにされるようになりました。その理由が下記のスクリーンショットのもの。
最近四件審査落ちしたのですが、全部「ボケ/ブレ/露出/ピント/色調/トリミング/背景の処理など、ストックフォトの水準に満たない」 です。従来であれば「写真素材として相応しくない。」で済まされているところだと思うのですが、今後はだいたいのボツ理由が上記の統一文章で済まされてしまうかもしれません。
ついでに、これまでの審査基準であれば今回ボツにされた素材は、普通に通過していたような気がするのですよね。審査基準自体が厳しめの方向にシフトしつつあるかもしれません。
アートアクアリウムの著作権侵害事件から、写真ACに関する様々な点が変わりつつあります。運営方針としてはマトモな方向に進みつつあると思うのですが、白河の清き流れに魚棲まず、なんてことにならなければいいのですが。
写真ACが他のストックフォトと異なる特徴を備えているとすれば、あらゆるところが緩いところだと思うんですよね。そういうところがなくなるなら、報酬を他のストックフォトの水準に近付けるなどの取り組みがないと、取り柄がなくなってしまうのではないでしょうか。