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写真AC:タグ設定の重要性を示唆する実例について

写真AC:タグ設定の重要性を示唆する実例について

セイタカアワダチソウの記事を作成した時に、たまたまタグ設定の重要性をほのめかす状況を見つけました。どちらかと言えば「新タグ設定」の重要性というべきかもしれませんが、いずれにせよそれなりに違いが出ると言えそうな数字が出ています。

 

事例1.ハチの写真 

下記の二つの写真はそこまで露骨に優劣はないと考えているのですが、ダウンロード数には意外と差があります。一枚目の写真は、真横から見たハチの姿が奇麗に撮れていますが、二枚目の写真ではハチの顔が撮れており、それぞれ違う良さがあります。

どちらの写真のダウンロード数が多いと思われるでしょうか。

本記事作成時点のダウンロード数は、一枚目の写真は7回二枚目の写真は1回のみで、二枚目の写真はあまりダウンロードされていません。一枚目もとりわけダウンロード数が多いわけではありませんが、この後紹介する別の事例を参考にすると有意な差が付いているように思えます。 

さて、この写真素材に関しては画像だけでは判断できない差があります。本記事のタイトルでもある「タグ設定」です。実は一枚目の写真は新タグ設定済みなのですが、二枚目の写真は新タグが未設定なのです。

新タグ設定済みの一枚目の写真は「ミツバチ, マルハナバチ, ハチミツ, …」といった感じでタグが並んでおり、一方二枚目の写真は旧タグがそのまま反映されているため「植物, 花, 自然, 食料,…」といった順序でタグが並んでいるわけです。この差が大きいように思えます。

 

事例2.豚丼の写真 

続いて別の例をお見せします。十勝風豚丼の写真です。

極めてよく似ていますが、ドンブリに注目して頂くと一応違う写真であることは分かると思います。こちらの豚丼写真の本記事作成時点におけるダウンロード数は、一枚目の写真は10回二枚目の写真は9回で、ほぼ互角です。そしてお気づきかと思いますが、この二枚の写真はどちらも新タグ設定済み。一方をダウンロードしたユーザーがいるともう一方もついでにダウンロードしてもらえるような流れではないかと思います。少なくとも二枚共に同程度の注目を集めている状況と考えられるでしょう。

ハチの写真と比較すると、ふたつとも類似性の高い写真であるにも関わらず(もちろんほぼ互角の類似性とまでは言えませんが……)新タグ設定のあるなしで差が生じたと考えることが出来そうに思います。

サンプルが少ないですし、決定的とまでは言えませんが、ある程度参考にして良い結果だと思います。

きちんと効果的なタグ(新タグでなくても適切な順序でタグが設定されていれば問題ないはず。ただしこれからタグを編集すると自動的に新タグになる)を設定することはやはり大切なことなんですね。

というわけで新タグ設定をおろそかにしているクリエイターさんは、今からでも新タグ設定を急いだほうがいいと思います!