写真AC雑記帳

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写真AC:超芸術トマソン。

写真AC:超芸術トマソン

読者の皆様は「超芸術トマソン」という言葉をご存知でしょうか。

筆者は特に詳しいわけでも何でもないのですが、ある時偶然この言葉を見かけ、ある種衝撃を受けました。ざっくりと書いてしまうと「芸術より芸術らしい無用の長物」というような存在なのですが、論ずるより見たほうがわかりやすいし、共感も得やすそうな概念です。言葉としての解説は、はてなキーワードに譲るとして、一例に以下の写真をご覧ください。 

 

建物の2階に取り付けられた扉です。当然出入りはできないでしょう。昔は階段がついていて上り下りができたのではないかと想像させますが、今では明らかな無用の長物、シュールな存在です。こういう扉はトマソンとしては「高所タイプ」なんて呼称したりするようですね。

皆様もこのような「奇妙な物件」を目にしたことがあるのではないでしょうか。筆者はこうした謎の物件は大好物で、何かあるとつい注目してしまう性格です。ただトマソンという興味深い概念は知りませんでした。現在から30年以上も前にすでに同じような着眼点で、ちょっとしたブームのようなものが存在していた、そのことに衝撃というか感動というべきか、何とも言い難い面白さを感じます。

写真ACではこんなトマソン系の写真はほとんどないようです(上の写真を含めて4枚のみ。そのうち3枚は被写体が同じ)。もしかするとまだ注目されていないけれど隠れた需要があるジャンルになるかもしれませんよ。いやそれはないか。

 

さておき、もしもこうしたトマソン的な物体を見かけたら、ぜひ教えてくださいね!